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診療科目

美容皮膚治療: 乳輪の色調改善

 成長するに従って乳輪は色調が濃くなります。これは性ホルモンの影響でもあり、触ったりしなくても濃くなります。

 一般には痩せた女性の方が乳輪は濃い傾向があります。女性ホルモンの前駆体の一部は乳輪に色素を作る事が知られていますが、痩せた女性は脂肪が少ないために女性ホルモンの前駆体から女性ホルモンへの転換が正しく行われないためと考えられています。 
 また、老人になると性ホルモンの分泌が減少するため、次第に薄くなります。

 治療法としてはトレチノイン・ハイドロキノン療法をすすめています。

  

 本方法は医療保険の対象外です。費用には個人差がありますが、最初の2ヶ月で5万円程度かかります。

 

 注意:全ての人が確実によくなるというわけではありません。

 

症例写真 乳輪の色調改善

症例写真です。

 

10代女性、治療前です。

 

治療中は赤みが出ます。トレチノインは乳輪よりはみ出ないように塗らなければなりません。

 

2ヶ月のトレチノイン/ハイドロキノン療法後、継続してハイドロキノンを塗り続け、1年以上経過した状態です。
漂白状態を維持するには、毎日のハイドロキノンの外用が欠かせないと思います。
トレチノイン治療中も観察できますが、モントゴメリー腺(乳輪にあるぶつぶつ)が萎縮しています。

(治療途中では悪化することがあります。)

 

乳輪自体が少し隆起していますが、性徴に伴う変化であろうと思います。
乳輪の色素沈着は女性ホルモンの暴露により起こりますので、維持のためには妊娠・出産を避ける必要があります。


費用的には最初の2ヶ月で5万円程度かかります。