しみ、そばかす、にきび、赤ら顔など美容にお悩みの方 学芸大西口クリニック

診療案内

赤ら顔

 当院では開業以来、いわゆる「赤ら顔」の治療を行っています。

 

 「赤ら顔」は日によっても時間によっても赤みの強さと範囲が違い、医師間での共通意見が成立していないのが実情です。よって、医療機関を受診しても冷たくあしらわれることが多いようです。

 

 当院では、マイクロスコープ、超音波、サーモグラフィ、デジタルカメラ上でのカラーフィルタリング、病理検査を利用して、疾患への理解に努めています。

 

 他院で良くならなかった方こそ、お気軽にご連絡下さい。(お問い合わせへのリンク)

 平成26年度「赤ら顔」での都外からの当院受診者数は北海道26人、青森14人、岩手5人、宮城9人、秋田8人、福島26人、茨城44人、栃木14人、群馬64人、埼玉256人、千葉182人、神奈川537人、新潟15人、石川2人、福井8人、山梨31人、長野22人、静岡55人、愛知8人、関西地区80人、岡山1人、九州20人でした。遠隔地の方でも郵送などを利用してよりよい治療が出来るように努めています。

 

 

リンク

 

 生まれつき両頬が赤い、ケガの後が赤い、アトピー性皮膚炎もしくは治癒後赤い → ネームクリーム®

 

 (女性)両頬・鼻・眉間が赤い、鼻の下が赤い、ニキビができる、顔が脂っぽい → 抗アルドステロン内服療法

 

 (男性)両頬・鼻・眉間が赤い・鼻の下が赤い、顔が脂っぽい → 抗アルドステロン外用療法 

 

 細い血管が皮膚に見える、それが集まっていて赤く見える → レーザー(Vbeam®)

 

 

 ☆(症例)レーザーを使わなくても、細い血管は治療により消失します。

 

 ☆(症例)若い人にありがちなアトピー性皮膚炎と脂漏性皮膚炎の混合例

赤ら顔の治療について

当院では、「赤ら顔」への治療を積極的に行っています。

 

「赤ら顔」は悩んでいても、周囲がなかなか取り合ってくれない厄介な病気です。赤くなるだけでなく、熱が伝わる不快感、いわゆる「のぼせ」は大きな実害があるにもかかわらず、他人が理解することは困難であるからです。

 

 レーザーや光線療法は基本的には毛細血管拡張症に対しては有効ですが、はっきりとした血管の拡張所見がない場合には効果が今ひとつで、一時的によくなるだけだったりします。

 

 当院では炎症を伴う場合と伴わない場合の2種類に簡単に治療方針を分けています。

 

 炎症を伴う場合は基本的にはレーザーや光線療法での治療効果は大きく上がらない事が多いです。

 炎症を伴わない場合でも、皮膚の奥の方で血管が多数存在する場合、血液の流れが速い場合は治療効果は大きく損なわれます。

 

 炎症を伴う赤ら顔で、皮脂が多く、頬だけでなく眉間等にも赤みがある場合は脂漏性皮膚炎を疑います。

 脂漏性皮膚炎は多くの方がかかる病気ですが、保険治療においては疾患の原因を取り除くことが出来ず、大きな問題となっています。

 この場合は当院では重症のニキビの方などに使われる皮脂を減らす薬剤(アルドステロン拮抗薬)を利用して、大きな効果を上げています。

(参考→ 女性の場合, 男性の場合

 

 炎症を伴わない赤ら顔では、当院では血管収縮薬を用いた治療を行っています。ネームクリーム®とよび、もともとはアトピー性皮膚炎の治療薬として使用された時期がありましたが、赤みは取れるものの炎症を抑える力が副腎皮質ステロイドホルモンより強くなかったために使用されなくなりました。(参考→ ネームクリーム®

 

 現在の所、ネームクリーム®およびアルドステロン拮抗薬の外用剤は当院で自家調剤しています。これらは健康保険の適応外です。