美容皮膚治療: 雀卵斑(そばかす)への治療

 雀卵斑(そばかす、ソバカス)は、その名の示すとおり雀の卵の模様に似た、薄い茶色の小さなシミが両頬と鼻、そして上眼瞼(上まぶた)に散らしたように存在するシミを指します。

 小さなシミを切り取って調べてみると、メラニン色素を作る細胞(メラノサイト)が周りの細胞よりたくさん色素を作る状態になっていることが分かっています。
 この異常なメラノサイトは生まれつき存在するようです。
 白人では5歳くらいになるとソバカスが目立ってくるのはこのためのようです。東洋人では周りの皮膚も色素を作っているので、10代前半にならないと目立ってこないようです。

 この異常なメラノサイトは隣り合っていないようで、多くの場合シミとシミの間はやや離れています。
 また、周囲のメラニン色素の量をみて、メラニン色素を作る量を調節する機能があるようで、ホクロのように黒くならず、大きくてもシミの大きさは米粒大が限界のようです。

 治療にはこのメラノサイトを除去する必要があります。
 そのためメラニンに吸収されるレーザーでの治療が選択されます。

 しかし、この異常なメラノサイトの周りには多量の メラニンが分布しており、いきなりレーザーを照射しても治療効果は余り良くない事が分かっています。

 もっとも良い方法は2段階に治療を分ける方法です。

 まず、トレチノイン/ハイドロキノン療法で、メラニンを出来るだけ追い出してしまいます。そのままでもきれいになるのですが、しばらくするとメラノサイトが色素をどんどん作り始めるので、何もしなければ元に戻ってしまいます。
 そこで、レーザーによってメラノサイトだけにレーザーの熱を集中させれば、かさぶたなどのレーザー治療に伴うよろしくない反応を防いできれいになることが出来ます。

 ただし、トレチノイン/ハイドロキノン療法につきものの赤みや、皮が剥けるといった反応は避けられないので、時間と費用はややかかりますが、ケミカルピーリングとレーザーフェイシャルを組み合わせる方法でも同じ効果は得られます。

ephe治療前GNC

 21歳女性:雀卵斑:治療前


ephe治療2w後GNC

 トレチノイン/ハイドロキノン療法を2週間使用後の状態
 治療に伴う紅斑が出現している。
 よく見ると色素斑は消失せず、小さくなって薄くなっているだけであり、レーザー治療により異常なメラノサイトを根絶する必要があることがわかります。

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